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特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方 肝疾患
意識障害—肝性脳症
著者: 多田俊史1 豊田秀徳1 熊田卓2
所属機関: 1大垣市民病院消化器内科 2大垣女子短期大学看護科
ページ範囲:P.104 - P.107
文献購入ページに移動◎肝性脳症急性期で意識障害があるときは,分岐鎖アミノ酸輸液製剤の点滴を行う.
◎末期肝不全やアルコール離脱症状の意識障害に対して,分岐鎖アミノ酸輸液製剤は無効である.
◎ラクチトールはラクツロースより効果が早く,下痢や腹部膨満も少ない.
◎肝性脳症における高アンモニア血症の改善に対して,リファキシミンが保険適用となった.
◎難治性肝性脳症にはカルニチンや亜鉛製剤の併用も検討する.
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