icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina56巻1号

2019年01月発行

文献概要

特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方 肝疾患

健診異常—脂肪肝・非アルコール性脂肪肝炎

著者: 石津洋二1 本多隆1 石上雅敏1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院消化器内科

ページ範囲:P.108 - P.111

文献購入ページに移動
Point
◎脂肪肝患者を診療する際に,肝形態の変形や線維化マーカーの上昇を伴う場合は積極的に肝生検を行い,非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者を見逃さないようにする必要がある.
◎NASH治療の基本は体重の減量であり,効果不十分の場合は合併疾患に合わせた薬物治療を選択する.
◎線維化の進行したNASH患者を診療する際には,肝硬変や肝細胞癌などの肝関連合併症だけでなく,心血管イベントなど肝外合併症にも注意を払う必要がある.

参考文献

1)Younossi ZM, et al:Pathologic criteria for nonalcoholic steatohepatitis;Interprotocol agreement and ability to predict liver-related mortality. Hepatology 53:1874-1882, 2011
2)日本消化器病学会(編):NAFLD/NASH診療ガイドライン2014,南江堂
3)Promrat K, et al:Randomized controlled trial testing the effects of weight loss on nonalcoholic steatohepatitis. Hepatology 51:121-129, 2010
4)Ito T, et al:Utility and limitations of noninvasive fibrosis markers for predicting prognosis in biopsy-proven Japanese non-alcoholic fatty liver disease patients. J Gastroenterol Hepatol, Aug 25, 2018[Epub ahead of print]

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら