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特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方 日常診療のコツ
慢性便秘診療のコツ
著者: 大前知也1
所属機関: 1JR東京総合病院消化器内科
ページ範囲:P.116 - P.118
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◎まず問診により本当に便秘症かどうか,特に器質性でないかを確認することが必要である.
◎次に便秘の原因となる基礎疾患,薬剤がないか確認し,減量や変更が可能なものはないか考える.
◎下剤については浸透圧性下剤か上皮機能変容薬を基本とし,刺激性下剤や浣腸は頓用で使用すべきである.
◎まず問診により本当に便秘症かどうか,特に器質性でないかを確認することが必要である.
◎次に便秘の原因となる基礎疾患,薬剤がないか確認し,減量や変更が可能なものはないか考える.
◎下剤については浸透圧性下剤か上皮機能変容薬を基本とし,刺激性下剤や浣腸は頓用で使用すべきである.
参考文献
1)日本消化器病学会関連研究会慢性便秘の診断・治療研究会(編):慢性便秘症診療ガイドライン2017,南江堂,2017
2)中島 敦:漢方薬による便秘治療—潤腸湯の作用メカニズム.漢方医 40:24-27, 2016
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