medicina56巻10号

2019年09月発行

連載 見て，読んで，実践！　神経ビジュアル診察・17

さっと簡単にスクリーニング—cervical line

著者： 難波雄亮¹²

所属機関： ¹安房地域医療センター総合診療科 ²沖縄県立中部病院総合内科

ページ範囲：P.1541 - P.1543

　感覚障害は自覚的な要素が強く，他覚的に検査していくのが大変なことが多いです．特に痛覚鈍麻を調べるとき，爪楊枝で細かく何回も何回もつついて検査する……そんな大変な経験を皆さんしてないでしょうか？ 今回は，頸髄と胸髄の病変をさっとスクリーニングする方法について勉強しましょう．
　
＊本論文中、関連する動画を見ることができます（公開期間：2021年7月30日まで公開）。

参考文献

1）福武敏夫：脊髄臨床神経学ノート—脊髄から脳へ．三輪書店，2014

2）平山恵造（編著）：カラーイラストで学ぶ 神経症候学．文光堂，2015

3）Larner AJ：False localising signs. J Neurol Neurosurg Psychiatry 74：415-418, 2003