文献詳細
特集 脱・「とりあえずCT」!—スマートな腹痛診療
総論(入門編)
文献概要
腹痛は日常診療において極めて高い頻度で遭遇する訴え・症状の1つである.腹痛の原因となる疾患は多岐にわたり,消化器疾患のみではなく,循環器疾患や呼吸器疾患または内科以外の泌尿器科・婦人科疾患などもあり,その鑑別や治療に苦慮する.また,致命的となる重篤なものも含まれるため,臨床医を悩ませる.頻度も高くかつ重要である腹痛患者を診察するにあたって,腹痛の種類と解剖学的な理解はともに重要となる.
参考文献
1)日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン作成委員会(編):がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2010年版,金原出版,2010
2)小山なつ:関連痛.痛みと疼痛の基礎知識,pp 127-130,技術評論社,2010
3)松村讓兒:臨床につながる解剖学イラストレイテッド.羊土社,2011
4)Silen W(著),小関一英(監訳):急性腹症の早期診断 第2版.メディカル・サイエンス・インターナショナル,2012
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