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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻10号

2019年09月発行

文献概要

特集 脱・「とりあえずCT」!—スマートな腹痛診療 総論(入門編)

腹痛の病歴聴取

著者: 村田健1

所属機関: 1永寿総合病院総合内科

ページ範囲:P.1560 - P.1562

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Question 1
早期に介入しないと重大な転帰をとるような疾患を見逃さないためには,どのような病歴聴取をすればよいですか?
●最初にバイタルサインと第一印象を重視する.
●「想起されない疾患は診断できない」ため,得られた臨床情報から鑑別疾患を必ず挙げる.
●鑑別疾患は「緊急性のある疾患」→「見逃しやすい疾患」→「よくある疾患」の順に常に考える.
●診断が確定しない場合は,他の鑑別疾患の可能性を捨てずに慎重にフォローアップする.

参考文献

1)窪田忠夫:ブラッシュアップ急性腹症 第2版,中外医学社,2018
2)徳田安春(編):症候別“見逃してはならない疾患”の除外ポイント The診断エラー学,医学書院,2016
3)急性腹症診療ガイドライン出版委員会(編):急性腹症診療ガイドライン2015,医学書院,2015
4)Silen W:Cope's Early Diagnosis of the Acute Abdomen(22nd ed), Oxford University Press, New York, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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