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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻10号

2019年09月発行

文献概要

特集 脱・「とりあえずCT」!—スマートな腹痛診療 総論(入門編)

腹痛の超音波検査—成人の腹痛診療におけるpoint-of-care ultrasound(POCUS)の役割は?

著者: 亀田徹1

所属機関: 1安曇野赤十字病院救急科

ページ範囲:P.1578 - P.1580

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Question
腹痛患者の診察におけるベッドサイドでの腹部超音波検査の使い方について教えてください!
A.ベッドサイドで観察部位を絞って行う超音波検査は,point-of-care ultrasound(POCUS)と呼ばれ,コンセプトに関しては普及が進んでいる.腹痛を起こす疾患は多岐にわたり,POCUSで評価できるのはその一部に過ぎない.しかし,腹痛診療において,病歴・身体所見にPOCUSを加え,診断推論の質を向上させることにより,患者ケアの改善が期待できる.

参考文献

1)亀田 徹:急性期診療におけるPOCUSの現状と展望.Jpn J Med Ultrasonics 46:5-15, 2019
2)太田智行:超音波検査の適応と限界,腹部超音波検査を中心に.Medicina 54:616-619, 2019
3)亀田 徹,谷口信行:急性期診療におけるpoint-of-care ultrasonography.日救急医会誌26:91-104, 2015
4)畠 二郎:腹部領域のPOCUS:急性腹症における5W1H. Jpn J Med Ultrasonics 46:25-33, 2019
5)Via G, et al. International evidence-based recommendations for focused cardiac ultrasound. J Am Soc Echocardiogr 27:683. e1-e33, 2014
6)Long L, et al:Lung ultrasound for the diagnosis of pneumonia in adults;A meta-analysis. Medicine 96:e5713, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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