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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻10号

2019年09月発行

特集 脱・「とりあえずCT」!—スマートな腹痛診療

総論(入門編)

泌尿器科疾患による腹痛

著者: 服部一紀1

所属機関: 1聖路加国際病院泌尿器科

ページ範囲:P.1600 - P.1602

文献概要

Question
どのようなときに泌尿器科疾患による腹痛を疑うべきですか?
A.泌尿器科臓器(腎,尿管,膀胱など)は後腹膜臓器であるので,基本的には腹痛,特に正中部付近の腹痛が主症状になることはほとんどない.側腹部あるいは下腹部付近の疼痛が主で,腹膜刺激症状を伴わないような場合は,泌尿器科疾患を疑う.また,血尿をはじめとする排尿に関する症状を合併している場合も積極的に泌尿器科疾患を疑うべきである.多くの泌尿器科疾患は,女性よりも男性に多い.

参考文献

1)日本泌尿器科学会,他(編):尿路結石症診療ガイドライン 第2版2013年版,金原出版,2013
2)日本泌尿器科学会(編):腎外傷ガイドライン2016年版,金原出版,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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