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特集 脱・「とりあえずCT」!—スマートな腹痛診療 総論(入門編)
膠原病と腹痛
著者: 小澤廣記1 岡田正人1
所属機関: 1聖路加国際病院Immuno-Rheumatology Center
ページ範囲:P.1608 - P.1611
文献購入ページに移動膠原病や血管炎の患者が腹痛を訴えたら,何を考えて,どうすればよいですか?
A.腹痛の診療に限らず,問診票の既往歴に全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)や血管炎といった膠原病が書かれている場合には,膠原病自体による病態,治療薬に関連する感染症や有害事象,膠原病mimickerとなる他疾患の除外などを考える.
本稿ではまず,腹痛をきたす膠原病として代表的な疾患(SLE・IgA血管炎・結節性多発動脈炎)を取り上げ,症例提示とともに解説する.そのうえで,膠原病による腹痛へのアプローチを考えてみたい.
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