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特集 脱・「とりあえずCT」!—スマートな腹痛診療 総論(入門編)
心肺疾患と腹痛
著者: 小澤秀樹1
所属機関: 1東海大学医学部付属病院総合内科
ページ範囲:P.1612 - P.1615
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どのような場合に心肺疾患による腹痛を疑えばよいですか?
●上腹部痛では,鑑別診断として胸腔内臓器の疾患を常に考えるべきである.
●上腹部痛を診たら,急性冠症候群の可能性を考え,必ず心電図を記録する.
●解離性大動脈瘤の症状の特徴は,突然の発症の激烈な移動性の痛みであるが,非典型的な症状を呈することを忘れない.
どのような場合に心肺疾患による腹痛を疑えばよいですか?
●上腹部痛では,鑑別診断として胸腔内臓器の疾患を常に考えるべきである.
●上腹部痛を診たら,急性冠症候群の可能性を考え,必ず心電図を記録する.
●解離性大動脈瘤の症状の特徴は,突然の発症の激烈な移動性の痛みであるが,非典型的な症状を呈することを忘れない.
参考文献
1)福井次矢,黒川 清(日本語版監修):ハリソン内科学 第5版,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2017
2)木村一雄,他(編):急性冠症候群ガイドライン(2018年度改訂版),日本循環器病学会,2019 http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2018_kimura.pdf(2019年6月閲覧)
3)Hagen PG, et al:The International Registry of Acute Dissection(IRAD):New insights into an old disease. JAMA 283:897-903, 2000
4)Swap CJ, et al:Value and limitations of chest pain history in evaluation of patients with suspected acute coronary syndrome. JAMA 294:2623-2629, 2005
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