icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina56巻10号

2019年09月発行

文献概要

特集 脱・「とりあえずCT」!—スマートな腹痛診療 実践編

左上腹部痛

著者: 小林健二1

所属機関: 1亀田京橋クリニック消化器内科

ページ範囲:P.1632 - P.1634

文献購入ページに移動
症例
42歳男性.脂質異常症で服薬治療中.来院2週間前から左上腹部の痛みを自覚するようになった.痛みの始まりは緩徐で,食後に出現することが多かった.痛みの性状は鈍痛で,中等度の強さ,持続は1〜2時間だった.嘔気,嘔吐,放散痛,食欲低下,体重減少,発熱はなかった.便の色は確認していない.痛みは労作とは関係ない.痛みが持続するため外来を受診した.発症からの2週間,痛みの増悪はない.
既往歴 脂質異常症.

参考文献

1)Cartwright SL, Knudson MP:Evaluation of acute abdominal pain in adults. Am Fam Physician 77:971-978, 2008
, Wolters Kluwer(last updated Nov 02, 2017)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?