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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻11号

2019年10月発行

特集 不明熱を不明にしないために—実践から考えるケーススタディ

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著者: 鈴木富雄1

所属機関: 1大阪医科大学附属病院総合診療科

ページ範囲:P.1713 - P.1713

文献概要

 「3週間以上,38.3℃以上の発熱が数回あり,入院,または外来での3日以上の検査でも診断がつかない」というのが不明熱の定義である.その後,最後までずっと不明の場合もあるが,思わぬところから手掛かりが掴めて,解決する場合もある.その鍵はどこにあるのだろうか? 謎を解き明かす原理原則を語ることは大切なことではあるが,机上で原則を振り回していても問題は解決しない.臨床という不確実で先の見えにくい現場では,実践での経験値が大きくものをいう.混沌とした状況のなかで,原則をどのように用いるのかが重要なのだ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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