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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻11号

2019年10月発行

特集 不明熱を不明にしないために—実践から考えるケーススタディ

総論

不明熱—その定義と診療アプローチ

著者: 鈴木富雄1

所属機関: 1大阪医科大学附属病院総合診療科

ページ範囲:P.1722 - P.1726

文献概要

Point
◎不明熱の定義は1961年にPertersdorfが定め,1991年にDruckにより改変されて4つに細かく分類されている.
◎不明熱へのアプローチは「13カ条の原則」に伴って進めるが,最も重要なのは病歴と身体所見である.
◎不明熱診療においては,ぶれてはならない大切な「3つの軸」があり,それを支えるのは「日常診療の中で培われた人と人との関係性」である.

参考文献

1)Durack DT, Street AC:Fever of unknown origin;Re-examined and redefined. Curr Clin Top Infect Dis 11:35-51, 1991
2)Knockaert DC, et al:Long-term follow-up of patients with undiagnosed fever of unknown origin. Arch Intern Med 156:618-620, 1996
3)鈴木富雄:Dr.鈴木の13カ条の原則で不明熱に絶対強くなる—ケースで身につく究極の診断プロセス.羊土社,2015
4)Lee A, et al:Detection of bloodstream infections in adults;How many blood cultures are needed? J Clin Microbiol 45:3546-3548, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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