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特集 不明熱を不明にしないために—実践から考えるケーススタディ 感染症
本当に「かぜ」でよいのか?—発熱と咽頭痛で発症し,全身状態が急激に悪化した20歳女性
著者: 野口善令1
所属機関: 1名古屋第二赤十字病院第一総合内科
ページ範囲:P.1752 - P.1755
文献購入ページに移動◎発熱期間が短く古典的不明熱の定義を満たさない場合でも,不明熱と同様に発熱以外の症状・所見を手掛かりに診断を進める.
◎咽頭痛≫咳,鼻汁・鼻閉の場合は,「かぜ」としてひとくくりにせず,咽頭炎型疾患,killer sore throat疾患に注意を払う.
◎急性経過で全身状態が悪くなっている場合,鑑別診断の中心となるのは,重症細菌感染症である.
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