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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻11号

2019年10月発行

文献概要

特集 不明熱を不明にしないために—実践から考えるケーススタディ 膠原病

不明熱となりうる膠原病—種類,鑑別診断,診療のポイント

著者: 奥村信人1 萩野昇1

所属機関: 1帝京ちば総合医療センターリウマチ内科

ページ範囲:P.1756 - P.1760

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Point
◎膠原病・リウマチ性疾患の診断には,感染症や悪性腫瘍などについての慎重な除外診断が必要である.
◎膠原病の診断は非特異的な症状から「疑い」,特異的な所見で「絞り込む」ことが重要である.
◎膠原病における不明熱を考える場合,年齢層(高齢者・若年〜中年)ごとに原因となりやすい疾患を抗核抗体関連膠原病・血管炎症候群・その他の膠原病に分けて考えてアプローチすると考えやすい.

参考文献

1)Mahr A, et al:Brief report:Prevalence of antineutrophil cytoplasmic antibodies in infective endocarditis. Arthritis Rheumatol 66:1672-1677, 2014
2)岡田正人:不明熱とされやすい膠原病,レジデントノート 12:629-634, 2010
3)Yamaguchi M, et al:Preliminary criteria for classification of adult Stills disease. J Rheumatol 19:424-430, 1992
4)自己炎症性疾患サイト http://aid.kazusa.or.jp/2013/(2019年7月閲覧)
5)國松淳和:「これって自己炎症性疾患?」と思ったら疑い,捉え,実践する.金芳堂,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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