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特集 不明熱を不明にしないために—実践から考えるケーススタディ 膠原病
確かに消耗しているし,臓器障害もある.でも,診断がつかない.ということは…あれか!
著者: 佐藤元紀1
所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院総合診療科
ページ範囲:P.1762 - P.1767
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◎結節性多発動脈炎は,多彩な症状をとり得るうえに血清学的な特異的所見に欠けるため,診断は容易ではない.診断困難な不明熱症例では,一度は考慮すべき疾患である.
◎診断までに時間を要することが多いだけに,経過が複雑になりがちである.情報を整理して分析していく必要がある.
◎結節性多発動脈炎は,多彩な症状をとり得るうえに血清学的な特異的所見に欠けるため,診断は容易ではない.診断困難な不明熱症例では,一度は考慮すべき疾患である.
◎診断までに時間を要することが多いだけに,経過が複雑になりがちである.情報を整理して分析していく必要がある.
参考文献
1)厚生労働省 難治性疾患政策研究事業 難治性血管炎に関する調査研究班.血管炎症候群の診療ガイドライン(2017年改訂版). http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_isobe_h.pdf(2019年8月閲覧)
2)Singhal M, et al:Role of multidetector abdominal CT in the evaluation of abnormalities in polyarteritis nodosa. Clin Radiol 71:222-227, 2016
3)Zhang JQ, et al:Etiology of spontaneous perirenal hemorrhage;A meta-analysis. J Urol 167:1593-1596, 2002
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