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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻11号

2019年10月発行

文献概要

特集 不明熱を不明にしないために—実践から考えるケーススタディ 自己炎症性疾患

不明熱となりうる自己炎症性疾患

著者: 國松淳和12

所属機関: 1医療法人社団永生会南多摩病院総合内科 2医療法人社団永生会南多摩病院膠原病内科

ページ範囲:P.1805 - P.1809

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Point
◎「第4の不明熱」のカテゴリーとして自己炎症性疾患がある,と記述されたことは大きい.
◎自己炎症性疾患の個々の疾患にはそれぞれに特徴があり,そのどれもが不明熱になりやすい(=特徴がない)というわけではない.
◎家族性地中海熱の臨床診断においては,慢性活動性EBウイルス感染症を鑑別対象として考慮する.
◎自己炎症性疾患か迷うのならば,自己炎症性疾患ではない疾患を考えたほうがよい.

参考文献

1)右田清志,上松一永:家族性地中海熱の臨床.日臨免疫会誌34:355-360, 2011
2)國松淳和,他:外来における不明熱の原因疾患としての家族性地中海熱の重要性.日臨免疫会誌39:130-139, 2016
3)國松淳和:「これって自己炎症性疾患?」と思ったら—疑い,捉え,実践する.金芳堂,2018
4)Ozen S, et al:EULAR recommendations for the management of familial Mediterranean fever. Ann Rheum Dis 75:644-651, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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