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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻11号

2019年10月発行

文献概要

特集 不明熱を不明にしないために—実践から考えるケーススタディ 自己炎症性疾患

—やっぱりそうか!—発熱と腹痛を繰り返す48歳男性

著者: 髙橋徳幸12

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院総合診療科 2名古屋大学大学院医学系研究科地域医療教育学寄附講座

ページ範囲:P.1810 - P.1813

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Point
◎周期性発熱の随伴症状が腹膜炎に伴う腹痛のみの家族性地中海熱もある.
◎周期性や随伴症状の把握と除外診断が重要である.診断に自信がもてなければ自己炎症性疾患を扱う総合病院に紹介する.
◎家族性地中海熱の場合コルヒチンに反応が良好であれば,遺伝子検査は必須ではない.

参考文献

1)Migita K, et al:Familial Mediterranean fever is no longer a rare disease in Japan. Arthritis Res Ther 18:175, 2016
2)日本小児リウマチ学会(編):自己炎症性疾患診療ガイドライン2017.A.家族性地中海熱,pp 18-33,診断と治療社,2017
3)國松淳和:「これって自己炎症性疾患?」と思ったら—疑い,捉え,実践する,金芳堂,2018
4)公益財団法人かずさDNA研究所:かずさ遺伝子検査室. https://www.kazusa.or.jp/genetest/index.html(2019年6月12日確認)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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