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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻12号

2019年11月発行

文献概要

特集 内科医が押さえておくべき—検査の考えかたと落とし穴 座談会

診療における検査の位置づけを再考する

著者: 野口善令1 東光久23 岸田直樹4

所属機関: 1名古屋第二赤十字病院総合内科 2福島県立医科大学白河総合診療アカデミー 3白河厚生総合病院総合診療科 4

ページ範囲:P.1898 - P.1906

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従来は「病気には原因が存在し,原因を除去すれば病気は治すことができる」という生物医学的モデルの考え方が医療の主流でしたが,近年,心理・社会的な要素も加味して患者を診ることの重要性が指摘されています.しかし,診断,特にそのために行われる検査については,まだ生物医学的モデルに基づいて行われているのが現状ではないでしょうか.価値観が多様化し,超高齢社会を迎える今後,果たしてそれでよいのかということを考えてみたいと思います.(野口)

参考文献

1)Jonsen AR, et al:Clinical Ethics;A Practical Approach to Ethical Decisions in Clinical Medicine(8th ed), p 10, McGraw-Hill, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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