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特集 内科医が押さえておくべき—検査の考えかたと落とし穴 視点別 押さえておきたい検査の考え方
診断を目的とする検査の考え方
著者: 野口善令1
所属機関: 1名古屋第二赤十字病院総合内科
ページ範囲:P.1908 - P.1912
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◎診断を目的とする検査では,検査結果から自動的に診断が決まると考えない.
◎「鑑別診断仮説→仮説の評価(検査前確率)→検査→検査後確率→最終診断」という全体的な図式(フレーム)を理解する.
◎特に診断の方向性(除外診断のための検査か,確定診断のための検査か)と検査前確率を意識する.
◎診断を目的とする検査では,検査結果から自動的に診断が決まると考えない.
◎「鑑別診断仮説→仮説の評価(検査前確率)→検査→検査後確率→最終診断」という全体的な図式(フレーム)を理解する.
◎特に診断の方向性(除外診断のための検査か,確定診断のための検査か)と検査前確率を意識する.
参考文献
1)野口善令(編):診断に自信がつく検査値の読み方教えます!—異常値に惑わされない病態生理と検査特性の理解,羊土社,2013
2)Lippi G, et al:Causes of elevated D-dimer in patients admitted to a large urban emergency department. Eur J Intern Med 25:45-48, 2014
3)日本循環器学会,他(編):肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版),2017 http://j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_ito_h.pdf(2019年9月閲覧)
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