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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻12号

2019年11月発行

文献概要

特集 内科医が押さえておくべき—検査の考えかたと落とし穴 視点別 押さえておきたい検査の考え方

高齢者における検査の考え方

著者: 木村琢磨12

所属機関: 1埼玉医科大学総合診療内科 2HAPPINESS館クリニック

ページ範囲:P.1926 - P.1929

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Point
◎高齢者は個人差が大きく,年齢のみで“高齢者”と括って必要な検査が不実施となることは避ける.
◎日常生活動作(ADL),認知機能などを評価し,「検査を受ける際の負担」「検査に伴う安全性」について検討し,必要に応じて代替検査を考慮する.
◎高齢者では意思決定能力に限界があることも多いが,家族などの意向とともに,残存する認知機能に応じて本人の意向やニーズを汲み取る.
◎検査目的を明確にし,確定診断を得ることのみを目的とした周到な検査は慎む.

参考文献

1)日本人間ドック学会・健康保険組合連合会 検査基準値及び有用性に関する調査研究小委員会:新たな健診の基本検査の基準範囲—日本人間ドック学会と健保連による150万人のメガスタディー,2014 https://www.ningen-dock.jp/wp/wp-content/uploads/2013/09/プレスリリース用PDF(140409差し替え).pdf(2019年9月閲覧)
2)巽 典之,他(編):高齢者基準値ハンドブック,中外医学社,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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