文献詳細
文献概要
特集 内科医が押さえておくべき—検査の考えかたと落とし穴 誤った使い方をされやすい検査
腫瘍マーカーとがんの正しい関係
著者: 東光久12
所属機関: 1福島県立医科大学白河総合診療アカデミー 2白河厚生総合病院総合診療科
ページ範囲:P.1984 - P.1986
文献購入ページに移動◎腫瘍マーカーを測定する場面として,スクリーニング時,診断時,再発・進行時などがあるが,有用な場面は非常に限定的である.
◎スクリーニングにおいて,生命予後を改善する効果を示した腫瘍マーカーはPSAのみであり,そのPSAでさえ予後を改善しないという研究もある.
◎腫瘍マーカーによるスクリーニングは無用であるばかりか,その有害性さえも指摘されている.
参考文献
掲載誌情報