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特集 プライマリ・ケアのための—ポリファーマシー「超」整理法 セッティングの違いによるポリファーマシー整理法
訪問診療とポリファーマシー
著者: 高木暢1
所属機関: 1多摩ファミリークリニック
ページ範囲:P.2156 - P.2159
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◎訪問診療におけるポリファーマシーへの介入は,ADLや病状の変化,環境の変化などが契機となりやすいが,安定している状況でも日頃の飲み残された薬剤の有無や本人の自覚症状も介入の契機となる.
◎眠れないなどさまざまな訴えに対して薬剤を処方しがちであるが,薬剤以外の対応方法がないかどうか検討したうえで,それらの薬剤の副作用や相互作用についても検討しなければならない.
◎認知機能,ADL,生活スタイル,腎機能などを評価し,疾患によっては治療ガイドラインを参考にしながら,リスクとベネフィットを評価し,薬剤の必要性を検討する.そのためにも専門医や調剤薬局の薬剤師などの多職種と連携し,情報を得ることも必要である.
◎訪問診療におけるポリファーマシーへの介入は,ADLや病状の変化,環境の変化などが契機となりやすいが,安定している状況でも日頃の飲み残された薬剤の有無や本人の自覚症状も介入の契機となる.
◎眠れないなどさまざまな訴えに対して薬剤を処方しがちであるが,薬剤以外の対応方法がないかどうか検討したうえで,それらの薬剤の副作用や相互作用についても検討しなければならない.
◎認知機能,ADL,生活スタイル,腎機能などを評価し,疾患によっては治療ガイドラインを参考にしながら,リスクとベネフィットを評価し,薬剤の必要性を検討する.そのためにも専門医や調剤薬局の薬剤師などの多職種と連携し,情報を得ることも必要である.
参考文献
1)日本老年医学会 日本医療研究開発機構研究費・高齢者の薬物治療の安全性に関する研究 研究班(編):高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015,日本老年医学会,2015 https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20170808_01.pdf(2019年9月閲覧)
2)厚生労働省:高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編),2018 https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/kourei-tekisei_web.pdf(2019年9月閲覧)
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