文献詳細
書評
—岩田健太郎 監訳—シュロスバーグの臨床感染症学—Clinical Infectious Disease, 2nd ed フリーアクセス
著者: 土井洋平12
所属機関: 1藤田医科大学医学部 2ピッツバーグ大学医学部
ページ範囲:P.237 - P.237
文献概要
原著(第2版)は2015年に出版されているが,監訳者はじめ15名の訳者の努力によりわずか3年遅れで日本語版の出版に至っている.しかし医学の全てがそうであるように,感染症の分野も常に進歩し,診療のパラダイムが変化している項目もあることから,本書で基礎知識を固めつつ,ここ数年間の主要論文などで情報をアップデートし診療に生かすのがよいだろう.また,抗菌薬や抗ウイルス薬の投与量については,ややエキスパートオピニオン的な部分,あるいは日米で差がある部分も見受けられるので,診療に利用する場合は二次的なソースで再確認することをお勧めする.
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