文献詳細
文献概要
特集 TPOで読み解く心電図 場面(外来)から考える
突然死の家族歴がある場合,注意すべき心電図所見とは?
著者: 林健太郎1
所属機関: 1手稲渓仁会病院循環器内科
ページ範囲:P.439 - P.443
文献購入ページに移動◎60歳以下(特に50歳以下),安静時・夜間,運動中の突然死の家族歴には特に注意する.
◎スクリーニングとしては,心電図所見で「QRS波〜T波にかけて見慣れている正常心電図と何となく違う」という感覚をもつことが重要である.
◎突然死の家族歴をもち心電図異常を伴う症例では,Brugada症候群,早期再分極症候群,先天性QT延長症候群(LQTS),不整脈原性右室心筋症(ARVC),肥大型心筋症を考慮する.ハイリスク症例では,専門医受診まで誘因を避けるように指導する.
参考文献
掲載誌情報