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増刊号 一人でも慌てない!—「こんなときどうする?」の処方箋85 どうする? 消化器
16 下痢といって見くびることなかれ
著者: 山本貴嗣1
所属機関: 1帝京大学医学部内科学講座
ページ範囲:P.89 - P.92
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下痢で来院した63歳女性.
●前日より頻回の水様下痢と嘔吐が出現した.自宅で安静にしていたが,改善せず救急受診となった.
●体温 37.8℃.腹部に圧痛,反跳痛なし.周期的に腹痛が出現する.
●全身性エリテマトーデスでプレドニゾロン8mg/日を継続服用中.
●甲状腺機能異常を指摘されたことがある(詳細不明).
下痢で来院した63歳女性.
●前日より頻回の水様下痢と嘔吐が出現した.自宅で安静にしていたが,改善せず救急受診となった.
●体温 37.8℃.腹部に圧痛,反跳痛なし.周期的に腹痛が出現する.
●全身性エリテマトーデスでプレドニゾロン8mg/日を継続服用中.
●甲状腺機能異常を指摘されたことがある(詳細不明).
参考文献
1)Guerrant RL, et al:Practice guidelines for the management of infectious diarrhea. Clin Infect Dis 32:331-351, 2001
2)日本内科学会認定医制度審議会・救急委員会(編):内科救急診療指針2016,総合医学社,2016
3)Beauger L, Pardi DS:Drug-induced microscopic colitis-proposal for a scoring system and review of the literature. Aliment Pharmacol Ther 22:277-284, 2005
4)Cooper MS, Stewart PM:Corticosteroid insufficiency in acutely ill patients. N Engl J Med 348:727-734, 2003
O157:H7;A multivariable analysis. Clin Infect Dis 55:33-41, 2012
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