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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻4号

2019年04月発行

文献概要

増刊号 一人でも慌てない!—「こんなときどうする?」の処方箋85 どうする? 内分泌

22 どうしたらいい? 高カルシウム血症

著者: 松村公男1 竹内靖博2

所属機関: 1虎の門病院内科 2虎の門病院内分泌センター

ページ範囲:P.120 - P.124

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症例呈示
1年前から骨粗鬆症の診断で活性型ビタミンD薬を内服をしている70歳女性.
●3カ月前の健康診断で血清Ca 10.5mg/dLと高値を指摘されたが,特に症状がないため放置していた.
●2週間ほど前に風邪を引き発熱した.解熱後も食思不振の改善がないため,内科外来を受診した.
●バイタル著変なし.血液検査でAlb 3.5g/dL,Cr 1.4mg/dL,Ca 12.6mg/dLと高Ca血症を認めた.

参考文献

1)竹内靖博:カルシウム代謝疾患の救急;カルシウム血症クリーゼと低カルシウム血症性テタニー.日内会誌105:658-666, 2016
2)平井博之,鈴木敦詞:高カルシウム血症性クリーゼ.内分泌糖尿病代謝内科38:143-148, 2014
3)岡崎 亮:副甲状腺ホルモン(PTH)/ビタミンD—生理機能と臨床的意義.Hospitalist 4:137-145, 2016
4)竹内靖博,他:虎の門病院内分泌ハンドブック—外来・入院からフォローアップまで,改訂版,医薬ジャーナル社,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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