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増刊号 一人でも慌てない!—「こんなときどうする?」の処方箋85 どうする? こんなとき
83 妊婦・授乳婦,薬はどうする?
著者: 来住知美1
所属機関: 1国立病院機構大阪医療センター感染症内科
ページ範囲:P.450 - P.454
文献購入ページに移動 妊婦・授乳婦の診察,あなたはどんな気持ちで臨んでいるだろう,ちょっぴり身構えて診療に臨むことが多いのではないだろうか? 苦手意識が強いトンデモ医師になると「妊婦は,内科ではなく産婦人科が診るべき!」「授乳中は一切,薬を出さない!」などと,妊婦・授乳婦を医療難民にしかねない.妊婦・授乳婦の診療は,ポイントさえ押さえれば怖くない.本稿では,コモンな疾患を中心に妊婦・授乳婦における薬の選び方と説明のポイントを提示し,安心して診察に当たれることを目指したい.
参考文献
1)伊藤真也,村島温子(編):薬物治療コンサルテーション—妊娠と授乳,改訂2版,南山堂,2014
2)日本産婦人科学会:産婦人科診療ガイドライン産科編2017
3)国立成育医療研究センター妊娠と薬情報センター https://www.ncchd.go.jp/kusuri/(2019年2月閲覧)
4)Wentges-van Hothe N, et al:Oseltamivir and breastfeeding. Int J Infect Dis 12:451, 2008
5)米国国立衛生研究所(National Institute of Health):LactMed https://toxnet.nlm.nih.gov/newtoxnet/lactmed.htm(2019年2月閲覧)
6)Ito S, et al:Maternal noncompliance with antibiotics during breastfeeding. Ann Pharmacother 27:40-42, 1993
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