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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻5号

2019年04月発行

文献概要

特集 しまった!日常診療のリアルから学ぶ—エラー症例問題集

著者: 矢吹拓1

所属機関: 1国立病院機構栃木医療センター内科

ページ範囲:P.575 - P.575

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 東京大学の故 冲中重雄名誉教授が,1963年退官時の最終発表で,自身の臨床診断と病理解剖の結果を比較して,教授在任中の誤診率が「14.2%」だったと発表したのは有名なエピソードです.この数字が高いか低いかは別にして,このような視点で日々診療していた先生がいらっしゃったということに大変感銘を受けます.
 私達の日常診療はどうでしょうか? 自らの診療内容を振り返る機会はあるでしょうか? 臨床医として仕事をするなかで,適切な診断やマネジメントができるように,日々努力していくことはもちろん重要です.でも,実際には『ドクター G』のようなファインプレイばかりが続くものではなく,時に診断を誤ったり,診断にたどり着けなかったり,診断が遅れたり,といったことが起こるのではないかと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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