文献詳細
文献概要
特集 しまった!日常診療のリアルから学ぶ—エラー症例問題集 症例問題
Question2 ああ,いつものアルコールの人ね……
著者: 比嘉研1
所属機関: 1利根中央病院総合診療科
ページ範囲:P.589 - P.590
文献購入ページに移動症例 63歳男性. 主訴 意識障害,発熱.
現病歴 アルコール性肝硬変で通院中.受診5日前に定期受診した際に37.9℃の発熱あり.血液検査では異常なく,発熱精査を勧めたが「入院はしたくない.家で様子をみたい」と強く拒否したため帰宅とした.前日までは自力でトイレに行けていた.受診当日,37.3℃の発熱,意識障害,尿失禁があり救急搬送された.娘の話では部屋に酒の空き缶があったとのこと.
現病歴 アルコール性肝硬変で通院中.受診5日前に定期受診した際に37.9℃の発熱あり.血液検査では異常なく,発熱精査を勧めたが「入院はしたくない.家で様子をみたい」と強く拒否したため帰宅とした.前日までは自力でトイレに行けていた.受診当日,37.3℃の発熱,意識障害,尿失禁があり救急搬送された.娘の話では部屋に酒の空き缶があったとのこと.
参考文献
1)Tattevin P, et al:Bacterial brain abscesses;A retrospective study of 94 patients admitted to an intensive care unit(1980 to 1999). Am J Med 115:143, 2003
2)Brouwer MC, et al:Clinical characteristics and outcome of brain abscess;Systematic review and meta-analysis. Neurology 82:806, 2014
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