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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻6号

2019年05月発行

文献概要

特集 糖尿病診療の“Q”—現場の疑問に答えます 治療 【薬物療法(経口血糖降下薬)】

α-グルコシダーゼ阻害薬の使い方

著者: 岸本美也子1

所属機関: 1山王病院内科糖尿病・甲状腺

ページ範囲:P.845 - P.847

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Point
◎α-グルコシダーゼ阻害薬は腸管における糖吸収を遅延させ,食後の急激な血糖上昇を抑制する食後高血糖改善薬である.
◎1日3回,毎食直前に内服する.
◎副作用として,腹部膨満感,放屁の増加,下痢,便秘などの腹部症状がある.
◎本剤単独投与では低血糖をきたす可能性は低いが,他剤併用時に低血糖が起こった場合,ブドウ糖の経口投与が必要である.

参考文献

1)Chiasson JL, et al:Acarbose for prevention of type 2 diabetes mellitus;The STOP-NIDDM randomised trial. Lancet 359:2072-2077, 2002
2)Kawamori R, et al:Voglibose for prevention of type 2 diabetes mellitus;A randomised, double-blind trial in Japanese individuals with impaired glucose tolerance. Lancet 373:1607-1614, 2009
3)Rabasa-Lhoret R, et al:Use of an alpha-glucosidase inhibitor to maintain glucose homoeostasis during postprandial exercise in intensively treated type 1 diabetic subjects. Diabet Med 9:739-744, 2001
4)Kishimoto M, Noda M:Additive effects of miglitol and anagliptin on insulin-treated type 2 diabetes;A case study. Clin Drug Invest 35:141-147, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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