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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻7号

2019年06月発行

文献概要

連載 見て,読んで,実践! 神経ビジュアル診察・14

しびれの臨床—振動覚の所見

著者: 難波雄亮12

所属機関: 1安房地域医療センター総合診療科 2沖縄県立中部病院総合内科

ページ範囲:P.981 - P.984

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 前回は表在感覚のなかでも触覚・痛覚について学習しました.今回は,深部感覚の1つである振動覚について勉強していきます.振動覚の診察が役立つのは,糖尿病性神経障害や脊髄病変を診断するときです.音叉があれば評価するのは簡単です.ではどのように調べていくのでしょうか? 一緒に勉強していきましょう!
 
*本論文中、関連する動画を見ることができます(公開期間:2021年4月30日まで公開)。

参考文献

1)福武敏夫:神経症状の診かた・考え方General Nuerologyのすすめ 第2版,医学書院,2017
2)Fukutake T, et al:Sensory impairments in spinal multiple sclerosis:A combined clinical, magnetic resonance imaging and somatosensory evoked potential study. Clin Neurol Neurosurg 100:199-204, 1998
3)日本神経学会(編):神経学的検査チャート作成の手引き.https://www.neurology-jp.org/news/news_20080715_01.html(2019年4月閲覧)
4)De Michele G, et al:Influence of age, gender, height and education on vibration sense. A study by tuning fork in 192 normal subjects. J Neurol Sci 105:155-158, 1991
5)馬場正之:糖尿病性神経障害.日内会誌98:779-786, 2009
6)Wickremaratchi MM, Llewelyn JG:Effects of ageing on touch. Postgrad Med J 82:301-304, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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