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特集 抗菌薬をアップデートせよ!—耐性菌に立ち向かう! 適正化の手法から新薬の使い分けまで 系統別アップデート① 基本事項の確認と新しいエビデンス,添付文書変更をアップデートせよ!
抗真菌薬をアップデートせよ
著者: 望月敬浩1
所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター薬剤部
ページ範囲:P.1026 - P.1029
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◎わが国では,アスペルギルス属やカンジダ属などによる真菌感染症に対して,ポリエンマクロライド系・アゾール系・キャンディン系抗真菌薬のなかから適切な抗真菌薬を選択していく.
◎antifungal stewardshipに対する関心が高まっており,カンジダ血症に対するバンドルの活用やボリコナゾール(ブイフェンド®)のTDM(薬物治療モニタリング)などを行っていく.
◎キャンディン系抗真菌薬に耐性のCandida glabrata などの耐性菌が報告されてきている.
◎移植患者の予防投与や小児などの特殊集団に対して適応拡大となっている.
◎わが国では,アスペルギルス属やカンジダ属などによる真菌感染症に対して,ポリエンマクロライド系・アゾール系・キャンディン系抗真菌薬のなかから適切な抗真菌薬を選択していく.
◎antifungal stewardshipに対する関心が高まっており,カンジダ血症に対するバンドルの活用やボリコナゾール(ブイフェンド®)のTDM(薬物治療モニタリング)などを行っていく.
◎キャンディン系抗真菌薬に耐性の
◎移植患者の予防投与や小児などの特殊集団に対して適応拡大となっている.
参考文献
1)Takesue Y, et al;ACTIONs Project:Management bundles for candidaemia;The impact of compliance on clinical outcomes. J Antimicrob Chemother 70:587-593, 2015
2)Bienvenu AL, et al:A systematic review of interventions and performance measures for antifungal stewardship programmes. J Antimicrob Chemother 73:297-305, 2018
3)Park WB, et al:The effect of therapeutic drug monitoring on safety and efficacy of voriconazole in invasive fungal infections;A randomized controlled trial. Clin Infect Dis 55:1080-1087, 2012
4)Perlin DS, et al:The global problem of antifungal resistance;Prevalence, mechanisms, and management. Lancet Infect Dis 17:e383-e392, 2017
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