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特集 抗菌薬をアップデートせよ!—耐性菌に立ち向かう! 適正化の手法から新薬の使い分けまで 耐性菌治療戦略をアップデートせよ! こんなときどうする?
AmpC過剰産生菌感染症に立ち向かう
著者: 土井洋平12
所属機関: 1藤田医科大学医学部微生物学講座・感染症科 2ピッツバーグ大学医学部感染症内科
ページ範囲:P.1114 - P.1116
文献購入ページに移動◎AmpC産生菌には染色体性AmpCの過剰産生によるものと,プラスミド性AmpCの産生によるものがある.
◎AmpC産生菌は阻害薬合剤を含むペニシリン系,第3世代までのセフェム系,アズトレオナムに耐性を示す.
◎AmpC産生菌は(他の耐性機構が共存していなければ)セフェピム,カルバペネム系には感性である.
◎β-ラクタム薬による治療の第一選択はカルバペネム系とされるが,セフェピムが使える場面ではこれを有効な代替選択肢として検討したい.
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