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特集 抗菌薬をアップデートせよ!—耐性菌に立ち向かう! 適正化の手法から新薬の使い分けまで 新薬の情報を正しくアップデートせよ! 新しい抗微生物薬とその使い分け
新しい抗インフルエンザ薬:バロキサビルの特徴とその使い分け
著者: 福家良太1
所属機関: 1医療法人福家医院
ページ範囲:P.1130 - P.1133
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◎バロキサビルは罹病期間をプラセボより約1日短縮するが,オセルタミビルとは差がない.
◎バロキサビルはI38変異のないインフルエンザウイルスの排出期間をプラセボ,オセルタミビルよりも短縮する.
◎バロキサビル投与患者においてI38変異を有する低感受性株を1〜2割に検出しており,ウイルス排出期間がプラセボよりも延長する.
◎A型インフルエンザにおいてバロキサビルの優先順位は非常に低い.
◎バロキサビルは罹病期間をプラセボより約1日短縮するが,オセルタミビルとは差がない.
◎バロキサビルはI38変異のないインフルエンザウイルスの排出期間をプラセボ,オセルタミビルよりも短縮する.
◎バロキサビル投与患者においてI38変異を有する低感受性株を1〜2割に検出しており,ウイルス排出期間がプラセボよりも延長する.
◎A型インフルエンザにおいてバロキサビルの優先順位は非常に低い.
参考文献
1)Hayden FG, et al:Baloxavir marboxil for uncomplicated influenza in adults and adolescents. N Engl J Med 379:913-923, 2018
2)Jefferson T, et al:Neuraminidase inhibitors for preventing and treating influenza in healthy adults and children. Cochrane Database Syst Rev 4:CD008965, 2014
3)Yoshino T, et al:The use of maoto(Ma-Huang-Tang), a traditional Japanese Kampo medicine, to alleviate flu symptoms;A systematic review and meta-analysis. BMC Complement Altern Med 19:68, 2019
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