文献詳細
特集 一歩踏み込んだ—内科エマージェンシーのトリセツ
内科外来に来るコンサルトが必要な疾患
中年のショック—一見軽症でも要注意! 壊死性筋膜炎は何科にコンサルトするの?
著者: 大場雄一郎1
所属機関: 1大阪急性期・総合医療センター総合内科
ページ範囲:P.1252 - P.1255
文献概要
◎患者がショック状態であっても独歩で来院することがある.
◎バイタルサイン不良や臓器障害をみつけるために,平時の状態との比較も重要である.
◎局所の身体所見だけに目を奪われず,その周囲の身体所見や全体像にも注意を払う.
◎敗血症や壊死性筋膜炎に気づいたら,応援を呼んで全速力で診察・検査・初期治療を行う.
◎壊死性筋膜炎は外科エマージェンシー疾患であり,迅速な試験切開とデブリードマン,集中治療が可能な施設で診療する必要がある.
参考文献
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