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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻8号

2019年07月発行

文献概要

特集 一歩踏み込んだ—内科エマージェンシーのトリセツ 内科外来に来るコンサルトが必要な疾患

中高年の下肢脱力—まずは脱力の分布と病態を確認.整形外科コンサルトのポイントは?

著者: 岩井俊介1 北野夕佳1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院救命救急センター

ページ範囲:P.1264 - P.1268

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Point
◎脱力を訴える患者では,脱力の病態を把握し,分布を明確にする.
◎両下肢脱力では脊髄病変を疑い,デルマトーム・神経支配を意識して診察を行う.
◎腰痛がある場合は,red flagに該当しないかを抜けなく問診する.
◎脊髄の圧迫症状があれば緊急減圧の適応となりうるため,適切な専門科にコンサルトする.

参考文献

1)American College of Radiology:ACR Appropriateness Criteria https://acsearch.acr.org/docs/69483/Narrative(2019年4月号閲覧)
2)Ahn UM, et al:Cauda equina syndrome secondary to lumbar disc herniation;A meta-analysis of surgical outcomes. Spine 25:1515-1522, 2000
3)日本外傷学会(監),日本外傷学会外傷専門診療ガイドライン改訂第2版編集委員会(編):外傷専門診療ガイドラインJETEC,改訂第2版,へるす出版,pp 245-246, 2018
4)日本救急医学会(監),日本救急医学会指導医・専門医制度委員会,日本救急医学会専門医認定委員会(編):救急診療指針,改訂第5版,へるす出版,pp 330, 331, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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