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特集 みんなが知っておきたい透析診療—透析のキホンと患者の診かた 透析についての基本事項
急性薬物中毒患者への緊急透析・血漿交換
著者: 加藤規利1
所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科腎臓内科学
ページ範囲:P.1382 - P.1385
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◎急性薬物中毒に対する血液浄化法に関して,治療上の有用性を示したエビデンスは乏しい.
◎中毒物質の分布容積,血漿蛋白結合率,内因性クリアランスといった特性に応じて血液浄化療法を行うかどうかを判断する.
◎血液浄化療法が有効と考えられる代表的な中毒物質について記憶しておくことが望ましい.
◎急性薬物中毒に対する血液浄化法に関して,治療上の有用性を示したエビデンスは乏しい.
◎中毒物質の分布容積,血漿蛋白結合率,内因性クリアランスといった特性に応じて血液浄化療法を行うかどうかを判断する.
◎血液浄化療法が有効と考えられる代表的な中毒物質について記憶しておくことが望ましい.
参考文献
1)冨岡譲二:急性中毒の標準治療—血液浄化法,日本中毒学会ホームページ http://jsct-web.umin.jp/shiryou/standardtreatment/(2019年5月閲覧)
2)日本中毒学会学術委員会(冨岡譲二,他):急性中毒の標準治療-7-血液浄化法.中毒研究17:152-162, 2004
3)冨岡譲二:ベッドサイドで役立つ実践急性血液浄化法,総合医学社,2011
4)峰島三千男(編):新ME早わかりQ&A—1血液浄化装置,南江堂,2015
5)堤嶋久子,他:血液透析療法により救命できた致死的カフェイン中毒.日救急医会誌28:42-47, 2017
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