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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻9号

2019年08月発行

特集 みんなが知っておきたい透析診療—透析のキホンと患者の診かた

透析患者がERを受診したら

ER受診した腹膜透析患者で注意すべきこと—腹膜炎への対応

著者: 山口真1

所属機関: 1愛知医科大学腎臓・リウマチ膠原病内科

ページ範囲:P.1474 - P.1478

文献概要

Point
◎腹膜炎は腹膜透析に伴う重篤な合併症の1つである.
◎腹膜透析関連腹膜炎では,腹部症状を伴わないケースがあることに留意する.
◎腹膜炎を疑った段階から,適切な手順で排液検査をオーダーし,速やかに抗菌薬治療を開始することが重要である.

参考文献

1)Li PK, et al:ISPD peritonitis recommendations;2016 update on prevention and treatment. Perit Dial Int 36:481-508, 2016/川口良人,他(訳):ISPD腹膜炎勧告;予防と治療に関する2016年度版
2)Oliveira LG, et al:Peritonitis in recent years;Clinical findings and predictors of treatment response of 170 episodes at a single Brazilian center. Int Urol Nephrol 44:1529-1537, 2012
3)Govindarajulu S, et al:Staphylococcus aureus peritonitis in Australian peritoneal dialysis patients;Predictors, treatment, and outcomes in 503 cases. Perit Dial Int 30:311-319, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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