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特集 今の流れに乗り遅れない!—プライマリ・ケアでの呼吸器疾患の診かた・薬の使いかた 今の時代の呼吸器薬
咳嗽の診かたと薬剤の使いかた
著者: 牧野英記1
所属機関: 1松山赤十字病院呼吸器内科
ページ範囲:P.22 - P.24
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◎咳嗽は3つの経路から発生し,症状持続期間により急性・遷延性・慢性に分類される.
◎急性咳嗽では感染症,遷延性・慢性咳嗽では非感染症の割合が高くなる.
◎咳嗽の鑑別には詳しい問診が最も重要である.
◎咳喘息は夜間から早朝にかけて悪化しやすく,喘鳴や聴診所見に乏しく気管支拡張薬が有効である.
◎胃食道逆流症(GERD)の診断には問診表が有用であり,プロトンポンプ阻害薬が第一選択薬である.
◎咳嗽は3つの経路から発生し,症状持続期間により急性・遷延性・慢性に分類される.
◎急性咳嗽では感染症,遷延性・慢性咳嗽では非感染症の割合が高くなる.
◎咳嗽の鑑別には詳しい問診が最も重要である.
◎咳喘息は夜間から早朝にかけて悪化しやすく,喘鳴や聴診所見に乏しく気管支拡張薬が有効である.
◎胃食道逆流症(GERD)の診断には問診表が有用であり,プロトンポンプ阻害薬が第一選択薬である.
参考文献
1)日本呼吸器学会咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019作成委員会:咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019,pp 9-13, 2019
2)草野元康,他:GERDに対する新しい問診表FSSG(Frequency Scale for the Symptoms of GERD 通称:Fスケール).臨と研82:379-382, 2005
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