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特集 今の流れに乗り遅れない!—プライマリ・ケアでの呼吸器疾患の診かた・薬の使いかた 最新の肺炎診療の考えかた
市中肺炎治療—治療薬選択のための検査・考えかた
著者: 福山一1
所属機関: 1森園病院内科
ページ範囲:P.46 - P.49
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◎市中肺炎は,一般細菌だけではなく非定型病原体も原因となる.
◎病歴,臨床所見,喀痰グラム染色などの迅速検査に基づいて原因微生物を推定する.
◎入院適応の判断にはA-DROPやCURB-65/CRB-65の重症度分類が参考になる.
◎エンピリック治療では,肺炎球菌とともに他に何をカバーすべきか考えて治療薬を選択する.
◎市中肺炎は,一般細菌だけではなく非定型病原体も原因となる.
◎病歴,臨床所見,喀痰グラム染色などの迅速検査に基づいて原因微生物を推定する.
◎入院適応の判断にはA-DROPやCURB-65/CRB-65の重症度分類が参考になる.
◎エンピリック治療では,肺炎球菌とともに他に何をカバーすべきか考えて治療薬を選択する.
参考文献
1)Gonzales R, et al:Principles of appropriate antibiotic use for treatment of uncomplicated acute bronchitis:Background. Ann Intern Med 134:521-529, 2001
1)日本呼吸器学会成人肺炎診療ガイドライン2017作成委員会(編):成人肺炎診療ガイドライン2017.日本呼吸器学会,2017
2)Fukuyama H, et al:Validation of sputum Gram stain for treatment of community-acquired pneumonia and healthcare-associated pneumonia:A prospective observational study. BMC Infect Dis 14:534, 2014
3)Lim WS, et al:BTS guidelines for the management of community acquired pneumonia in adults:Update 2009. Thorax 64 Suppl 3:iii1-55, 2009
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