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特集 今の流れに乗り遅れない!—プライマリ・ケアでの呼吸器疾患の診かた・薬の使いかた 気管支喘息とCOPD診療の「今」
喘息とCOPDの診断のコツ—気管支喘息とCOPDのオーバーラップ(ACO)も含めて
著者: 伊狩潤1 川田奈緒子1 巽浩一郎1
所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院呼吸器内科学
ページ範囲:P.88 - P.91
文献購入ページに移動◎気管支喘息は症状の変動性,症状を反復する病歴,悪化因子に注目することが重要である.
◎喫煙歴のある40歳以上の成人で,労作時の呼吸困難や慢性の咳・痰がある場合にCOPDを疑う.
◎無症状でも喫煙歴のある患者ではCOPDを疑うことが重要で,感冒時に症状が顕在化する場合がある.
◎気管支喘息,COPD,オーバーラップの鑑別は,問診,併存疾患,検査所見から総合的に判断する.
◎適切な診断のために画像検査や呼吸機能検査を医療圏で連携し,積極的に行うことが重要である.
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