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文献概要
特集 皮疹はこう見る,こう表現する 基本の発疹を理解する
紫斑
著者: 小寺雅也1
所属機関: 1独立行政法人地域医療機能推進機構中京病院皮膚科
ページ範囲:P.1821 - P.1823
文献購入ページに移動▶発疹の定義
紫斑とは,皮内・皮下・粘膜下の血管外の組織に赤血球が漏出したときに見られる皮疹である.皮疹の大きさが直径3mm未満を点状紫斑,2cmまでを斑状紫斑,それ以上を溢血斑と表現し,浸潤(皮膚表面より内部にしこりとして触れることを浸潤と表現し,真皮以下の炎症細胞浸潤や浮腫を反映する)を触れる場合は触知性紫斑という.
紫斑とは,皮内・皮下・粘膜下の血管外の組織に赤血球が漏出したときに見られる皮疹である.皮疹の大きさが直径3mm未満を点状紫斑,2cmまでを斑状紫斑,それ以上を溢血斑と表現し,浸潤(皮膚表面より内部にしこりとして触れることを浸潤と表現し,真皮以下の炎症細胞浸潤や浮腫を反映する)を触れる場合は触知性紫斑という.
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