文献詳細
文献概要
特集 皮疹はこう見る,こう表現する 基本の発疹を理解する
痂皮
著者: 宮垣朝光1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学皮膚科
ページ範囲:P.1844 - P.1845
文献購入ページに移動▶定義
痂皮とは,血液成分,滲出液,膿などと角質あるいは壊死組織が皮膚の表面に固着した状態を指し,びらんや潰瘍の治癒過程や滲出を伴う紅斑などに伴う続発疹である.血液成分が主となり,凝固したものを血痂(いわゆる「かさぶた」)と呼ぶ.また,主体になる成分や創の治癒段階によって色調が変化し,黄色痂皮や黒色痂皮などのように色調を修飾語として用いることがある.
痂皮とは,血液成分,滲出液,膿などと角質あるいは壊死組織が皮膚の表面に固着した状態を指し,びらんや潰瘍の治癒過程や滲出を伴う紅斑などに伴う続発疹である.血液成分が主となり,凝固したものを血痂(いわゆる「かさぶた」)と呼ぶ.また,主体になる成分や創の治癒段階によって色調が変化し,黄色痂皮や黒色痂皮などのように色調を修飾語として用いることがある.
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