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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻11号

2020年10月発行

文献概要

特集 皮疹はこう見る,こう表現する よく見る皮膚疾患を発疹レベルで理解する 〈皮膚炎・蕁麻疹など〉

脂漏性皮膚炎

著者: 石崎純子1

所属機関: 1東京女子医科大学東医療センター皮膚科

ページ範囲:P.1868 - P.1869

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▶疾患の概要
 脂漏性皮膚炎は,顔面,頭皮に落屑性紅斑を呈する日常よく見る慢性皮膚疾患である.脂腺毛包が病変の主座であり,いわゆる皮膚の質(たち)と病気の線引きが難しい点もある.発症には脂漏部位の皮脂と,常在真菌のマラセチア菌が関与する.HIV感染症では本菌の増生による発症,増悪が知られる.
 年齢からは,新生児ないし乳児に生じる乳児脂漏性皮膚炎と,思春期以降に生じる成人脂漏性皮膚炎に分類される1)

参考文献

1)中村晃一郎:脂漏性皮膚炎.最新皮膚科学大系3巻,pp58-62,中山書店,2002
2)馬場直子:乳児の脂漏性皮膚炎.MB Derma 195:27-33, 2012
3)五十嵐敦之:脂漏性皮膚炎と間違えやすい疾患.MB Derma 195:11-15, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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