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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻11号

2020年10月発行

文献概要

特集 皮疹はこう見る,こう表現する よく見る皮膚疾患を発疹レベルで理解する 〈ウイルス感染症〉

伝染性軟属腫

著者: 玉城善史郎1

所属機関: 1埼玉県立小児医療センター皮膚科

ページ範囲:P.1918 - P.1919

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▶疾患の概要
 伝染性軟属腫は皮膚の微小な外傷部位からポックスウイルス属の伝染性軟属腫ウイルス感染による疾患であり,俗に「水いぼ」とも呼ばれる.乳児から幼児に見られる皮膚感染症で,一般に10歳以上では見られない.春季から秋季に多く見られ,ヒトからヒトの直接感染が基本であるが,プールや入浴などの際にはビート板やタオルを介して感染することも多い1).通常数カ月〜1年程度で自然退縮が始まることが多いが,治療しない場合には100個以上に増数するケースもしばしば見られる.

参考文献

1)馬場直子:伝染性軟属腫ととびひ.小児内科 51:1456-1459, 2019
2)石地尚興:疣贅・伝染性軟属腫.小児診療 82:1443-1446, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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