文献詳細
特集 皮疹はこう見る,こう表現する
よく見る皮膚疾患を発疹レベルで理解する 〈ウイルス感染症〉
文献概要
▶疾患の概要
伝染性軟属腫は皮膚の微小な外傷部位からポックスウイルス属の伝染性軟属腫ウイルス感染による疾患であり,俗に「水いぼ」とも呼ばれる.乳児から幼児に見られる皮膚感染症で,一般に10歳以上では見られない.春季から秋季に多く見られ,ヒトからヒトの直接感染が基本であるが,プールや入浴などの際にはビート板やタオルを介して感染することも多い1).通常数カ月〜1年程度で自然退縮が始まることが多いが,治療しない場合には100個以上に増数するケースもしばしば見られる.
伝染性軟属腫は皮膚の微小な外傷部位からポックスウイルス属の伝染性軟属腫ウイルス感染による疾患であり,俗に「水いぼ」とも呼ばれる.乳児から幼児に見られる皮膚感染症で,一般に10歳以上では見られない.春季から秋季に多く見られ,ヒトからヒトの直接感染が基本であるが,プールや入浴などの際にはビート板やタオルを介して感染することも多い1).通常数カ月〜1年程度で自然退縮が始まることが多いが,治療しない場合には100個以上に増数するケースもしばしば見られる.
参考文献
1)馬場直子:伝染性軟属腫ととびひ.小児内科 51:1456-1459, 2019
2)石地尚興:疣贅・伝染性軟属腫.小児診療 82:1443-1446, 2019
掲載誌情報