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特集 皮疹はこう見る,こう表現する よく見る皮膚疾患を発疹レベルで理解する 〈細菌感染症〉
丹毒,蜂窩織炎
著者: 山﨑修1
所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学
ページ範囲:P.1924 - P.1926
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丹毒は真皮を中心とする急性びまん性の細菌感染症である.発熱,悪寒,頭痛,嘔吐などの全身症状を伴って発症する場合が多く,疼痛のある浮腫性紅斑や辺縁隆起する浸潤性局面となる(図1).高齢者に多いが,新生児や小児でもみられる.通常はA群レンサ球菌や黄色ブドウ球菌による1).稀にB群レンサ球菌,肺炎球菌,大腸菌,
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