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文献詳細

雑誌文献

medicina57巻13号

2020年12月発行

文献概要

特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ 総論

プライマリ・ケアにおける神経症候の診かたのポイント

著者: 黒川勝己1

所属機関: 1川崎医科大学総合医療センター脳神経内科

ページ範囲:P.2254 - P.2256

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Point
◎critical diseaseを見逃さないため,神経症候ごとのred flagsを必ず確認する.
◎common diseaseを診断できるようになるため,まずは専門医のフィードバックを得る.
◎curable diseaseを見逃さないため,症状が改善しない場合は専門医に紹介する.
◎神経筋疾患の診断では,病歴聴取を重視し,神経症候ごとに必要最低限の神経診察を行う.
◎病歴聴取を疎かにしての網羅的な神経診察や検査は,誤診の危険性があることを知る.

参考文献

1)日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会(訳):前庭性片頭痛.国際頭痛分類第3版.pp195-197,医学書院,2018
2)黒川勝己,園生雅弘:片頭痛とめまい:片頭痛性めまいの病態.医学のあゆみ255:757-761, 2015
3)園生雅弘:MMT・針筋電図ガイドブック.中外医学社,2018
4)徳田安春:「Choosing Wisely」とは何か.medicina 51:1352-1355,2014
5)Klawiter EC, et al:Neurologic disorders. De Fer TM, et al(ed):The Washington Manual of Outpatient Internal Medicine. 1st ed, pp907-944, Williams & Wilkins, Philadelphia, 2010
6)黒川勝己,園生雅弘:神経症状の診療に自信がつく本—自己学習のための72のKey Question.カイ書林,2018
7)黒川勝己,園生雅弘:“問診力”で見逃さない神経症状.医学書院,2019
8)日本神経学会(監修),ギラン・バレー症候群,フィッシャー症候群診療ガイドライン作成委員会(編):ギラン・バレー症候群,フィッシャー症候群診療ガイドライン2013,pp14-15,南江堂,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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