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特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ 各論(症状編)
めまいの診かた—危険なめまい,頻度の高いめまいの鑑別ポイント
著者: 城倉健1
所属機関: 1横浜市立脳卒中・神経脊椎センター脳神経内科
ページ範囲:P.2262 - P.2267
文献購入ページに移動◎危険な中枢性めまいを鑑別するためには,めまい以外の神経症候(眼球運動障害,構音障害,麻痺,感覚障害,運動失調)を探す.
◎頻度の高い末梢性めまいを鑑別するためには,眼振(Dix-Hallpike testで誘発される回旋性眼振,supine head-roll testで誘発される方向交代性眼振,自発性に出現している方向固定性水平性眼振)に注目する.
◎中枢性めまいでしか出現しない眼振(注視誘発眼振,自発性の垂直性眼振や回旋性眼振)もめまいの鑑別に役立つ.
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