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文献概要
特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ 各論(症状編)
一過性意識消失の診かた—特に失神,てんかんとその鑑別診断
著者: 福武敏夫1
所属機関: 1亀田メディカルセンター脳神経内科
ページ範囲:P.2276 - P.2279
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◎一過性意識障害の原因は多様であるが,数秒〜数分のものと数分〜数十分,さらに数時間に及ぶものに大別できる.
◎危険な一過性意識障害の原因として,くも膜下出血,低血糖,心原性失神,脳底動脈尖端症候群などが挙げられる.
◎失神と痙攣発作の鑑別は主に臨床的特徴の分析でなされる.
◎失神以外に注意すべき一過性意識障害をきたす疾患には睡眠時無呼吸症候群や代謝性意識障害,一過性全健忘などがある.
◎一過性意識障害の原因は多様であるが,数秒〜数分のものと数分〜数十分,さらに数時間に及ぶものに大別できる.
◎危険な一過性意識障害の原因として,くも膜下出血,低血糖,心原性失神,脳底動脈尖端症候群などが挙げられる.
◎失神と痙攣発作の鑑別は主に臨床的特徴の分析でなされる.
◎失神以外に注意すべき一過性意識障害をきたす疾患には睡眠時無呼吸症候群や代謝性意識障害,一過性全健忘などがある.
参考文献
1)福武敏夫:神経症状の診かた・考えかた—General Neurologyのすすめ—,第2版.医学書院,2017
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